メーデー中止に寄せて「離れてつながろう」の徹底を!

メーデー中止に寄せて「離れてつながろう」の徹底を!

2020年4月30日

私たちは5月1日にメーデー集会を県内各地で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染予防のため、例年のメーデー集会については中止、街宣活動などに切り替えた。

メーデーは、低賃金と長時間労働からの解放を訴え、アメリカの労働者が1886年5月1日にストライキを実施したのが起源となっている。日本では、1920年5月2日に第1回メーデーが東京・上野公園で開催された。この間、第二次大戦中は中止に追い込まれ、戦後労働組合の復活と共に再び開催され、今年で91回そして記念すべき100年を迎えた。

記念すべき100年目のメーデーを私たち連合岩手も結成30年の節目を迎え、働く者の声を広く社会に訴える機会と捉え諸準備を進めてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府からの緊急事態宣言それに伴う行政機関からの行動自粛はもとより、何よりもメーデー集会に結集する仲間や関係各位の安全を第一に考え、県内各地での開催も含めやむなく中止することにした。

世界は今新型コロナウイルスの恐怖に脅かされている。これにより、経済や社会そして雇用に深刻な影響を及ぼしている。しかし、こうした厳しい環境下にあっても命と健康を守り、経済を動かし社会を維持するために懸命に働き続けている方々の存在とその頑張りについて、改めて社会全体で認識し心から感謝の気持ちを共有したい。

この間、私たち連合は新型コロナウイルスの影響で困難な状況に直面している方々に向き合いその声を受け止め、政府をはじめとした各行政や政党に対し、感染症拡大抑止を最優先に取り組むことをはじめ、生活確保や事業継続のための緊急措置など速やかな緊急対策を求めてきた。また、連合岩手としても、県内企業の動向や雇用状況を注視し、すべての働く者の安心・安全の確保に向け、岩手労働局、岩手県をはじめとした各自治体そして経営者団体の方々への要請行動を行ってきた。今後も連携を一層強化しつつこの極めて厳しい難局を乗り越えるために、地方ナショナルセンターとしての社会的役割を果たして行くこととする。

今は我慢そして辛抱の時、私たち人類は必ずや新型コロナウイルスの脅威を克服し、手に手を取り合うことの出来る社会を取り戻すことが出来ると確信する。私たち連合が目指す「働くことを軸とする安心社会」に加え、誰もが笑顔あふれる未来を築いていくためにも、今は「離れてつながる」そして自粛ムードはありつつも、困りごと悩みごと、感じたこと、思ったことは相手の立場を尊重しつつも、しっかりと発信して行くことが重要な時期だと思う。